遼寧省当局は11日、深刻な電力不足が起きたとして、4段階中2番目に深刻なオレンジ警報を発令した。過去2週間で5度目となる。
遼寧省工業・情報化庁によると11日の不足分について、最大474万キロワット(kW)に達するとの見通しを示した。省全域に「第2級オレンジ警報」を出した。オレンジ警報とは10-20%の電力が不足していることを意味する。
同省は今後、6~24時まで輪番停電を行うと発表した。同省の電力不足は9月から続いている。
中国では現在、19の省で電力が不足している。石炭の不足と価格の高騰が原因だとされている。中国当局は石炭生産地の内モンゴル自治区と山西省に生産拡大を指示したが、山西省では大雨の影響で8日時点で、約60の炭鉱が閉鎖されている。
(翻訳編集・李沐恩)
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