一帯一路 ソフトな一面をアピールか

プーチン大統領、ピアノを演奏 習近平氏を待つ間

2017/05/15
更新: 2017/05/15

訪中しているロシアのウラジミール・プーチン大統領は14日、中国の習近平国家主席を待っている間、ピアノを演奏した。周辺にいた人物がその様子を撮影し、タス通信など国営メディアが報じた。

ロイター通信によると、プーチン大統領は、北京で同日開催された「一帯一路」経済サミットの開催前、各国の首脳との会談のために、早めに魚釣台国賓館に到着していた。

習近平氏との首脳会談が始まるのを待つ間、プーチン大統領は国賓館の部屋に置かれていたグランドピアノで、『モスクワの窓』など2曲を演奏した。タス通信によると、1950年代後半に流行し、64歳の同氏が少年時代に聞いた曲だという。

ロシアの国営メディアの報じ方では、KGB出身のプーチン大統領には屈強な男性のイメージがともなう。シベリアで上半身裸で乗馬をこなし、ハンググライダーで渡り鳥と飛行し、柔道は黒帯。自ら小型飛行機を操縦することもできる。

ピアノ演奏は、プーチン大統領のソフトな一面をアピールする狙いがあるとみられる。

過去にも、公的な場面でプーチン大統領はピアノの腕前を披露している。2010年、サンクトペテルブルクで開かれたチャリティーイベントでは、歌いながら『ブルーベリー・ヒル』をピアノ演奏。2014年、モスクワの理学研究所の行事では、今回と同じ『モスクワの窓』を演奏した。

(翻訳編集・佐渡 道世)