北京ヒュンダイでもストライキ 中国各地で相次ぐ

2010/05/31
更新: 2010/05/31

【大紀元日本5月31日】北京では27日、韓国資本の北京ヒュンダイ(現代)自動車に車体と部品を提供する北京星宇車科技有限公司(以下、星宇公司)で、従業員のストライキが発生した。

現在も続いている広東省のホンダ工場を含めて、5月中旬から、北部の河南省と南部の雲南省などでもストライキが相次いでおり、そのストブームが、北京ヒュンダイ自動車にも波及した。

中国国内紙「京華日報」によると、同じ地区にある星宇公司の取引先の企業が最近、従業員に特殊労働手当てを支給し始めたことから、星宇公司の従業員が賃上げを要求し始めたという。

社内情報によると、同社では、仕事量が多い上、従業員への管理が非常に厳しく、毎日朝8時から夜8時までの勤務に残業手当が2時間しか計上されない。週末はほとんど出勤で、1ヶ月の給与は諸手当込みで約2千元(約2万7千円)。従業員は給与水準に非常に不満だという。

ストライキ発生後、北京ヒュンダイ自動車は従業員と星宇公司の間に入り、調停を行い、30%の賃上げや、各種手当ての支給を星宇公司に提案すると約束したという。それにより、29日午後5時頃、生産が再開された。

(翻訳編集・叶子)