【大紀元日本3月16日】インド政府は3月10日、同国では7分ごとに1人の妊婦が妊娠また出産時の合併症で死亡していると発表した。
AFP社によると、インドの人口調査局の報告で、同国で妊娠または出生する際に命を落とす妊婦が7万7千人に達しており、政府当局が抑制目標とする人数の3倍になるという。
報告によると、インドでは毎年10万人の妊婦のうち、約301人が妊娠に伴う合併症で死亡しているという。言い換えれば、7分に1人の割合で、女性が妊娠または出産に伴う合併症で死亡している。一方、当局は死者を100人以下に抑える考えであるという。
出生と死亡を記録する機関は、分娩室設備の不備および産後の新生児センター、農村の衛生設備の欠如が妊婦の高い死亡率に繋がっていると指摘、「当局は妊婦に対する衛生計画を推進し、初級医療システムを改善したが、10万人の妊婦の死亡率を100以下に抑えるという理想の数字に近づいている州はとても少ない」と報告している。