【大紀元日本8月25日】インド北部のヒンズー教寺院では「奇跡」が起きた。神々の像がミルクを飲んだという。今回の奇跡は数日前に、ムンバイ西部ある海域の海水が甘くなった「奇跡」に次いだもので、何万もの信者が殺到したという。
、「奇跡」は20日午後、ウッタルプラデシュ州バレイリーの寺院で起きたという。21日、噂が流れて、瞬く間に人々が集まり、日常生活が麻痺した状態まで陥ったという。寺院の僧侶によると、「朝から今まで、すでに1万5000人が殺到した。夜になるとさらに多くの人が予想される」と語った。
地元テレビ局は21日、神の像がミルクを飲む画像を放映した。画像では、人々がスプーンでミルクをシバやガネーシャといった神々の像の口元に運んだら、ミルクが見る見るうちに無くなったという。科学者たちは、毛細管現象でミルクが吸い込まれたと説明している。
一方、19日、ムンバイ西部のマシムビーチの海水が甘くなった「奇跡」が起きた。この海水は病気治療ができる「聖水」との噂が広がり、幾千万人もの人が殺到したという。人々がペットボトルや空き瓶に海水を詰め込み、持ち帰った。科学者たちは、今年のインドは雨が多く、河川から海へ流出した水量が多いことから、海水が薄められ、
人々に海水が甘くなった錯覚をもたらしたと説明している
母親が甘くなった海水を赤ちゃんにまで飲ませる(INDRANIL MUKHERJEE/AFP/
Getty/Images)
ボトルや瓶に甘くなった海水をできるだけ詰め込む人々(INDRANIL MUKHERJEE/
AFP/Getty Images)
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政府当局は、海水の塩の濃度がこれまでより低くなっていても、多く飲用すると人体に害を与えると警告した。また、地元警察当局は、職員を派遣し、住民が海水を飲用しないようにビーチを巡回しているという。
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