【大紀元日本6月30日】北京大学新聞学院の元副教授、フリー作家の焦国標氏は6月27日、香港に到着、「人権弁護士を見守るチーム」の召集人、香港立法会の議員・何俊仁氏の招待を受け、28日の第21弾ハンスト抗議活動に参加するためである。今回のハンスト抗議は、北京の人権弁護士・高智晟氏などの民主活動家が2月初めに始まった全国ハンスト・リレー抗議活動に応えるため計画された。
焦氏は28日午前、「人権弁護士を見守るチーム」が開いた記者会見に出席し、香港訪問中の中共指導部の高官・賈慶林に対し、公開声明文を発表、中国の人権弁護士と人権活動家への迫害の停止や、山東省の盲人人権活動家・陳光誠氏と河北省の人権活動家・郭起真氏などの釈放を求めた。また、焦氏は国内の人権運動の最新情況も紹介した。
2004年3月28日、焦氏は「中共宣伝部を討伐する」との本を出版し、中共政権の報道中央機関である中宣部に対して「十四の罪悪」を挙げて激しく批判、中共の言論規制に挑戦したことで、国内外で広く関心を呼び、議論を起した。また、同氏は人権弁護士・高智晟氏や、騰彪氏、陳光誠氏などと一緒に、中国の人権問題に関心を持ち続け、そのため中共政権から打圧や騒乱などを受けている。2004年9月に同氏は北京大学に免職された。
2005年10月18日、焦国標氏は高智晟弁護士と一緒に、中国国内での法輪功学習者が受ける集団迫害の真相を調査し、後に調査報告を発表、法輪功学習者が受ける残酷な拷問などの現状を暴露した。一方、高智晟弁護士は中共の胡錦涛・総書記と温家宝・総理に宛てる三通の公開嘆願状を発表、法輪功への迫害の違法性と残虐さを指摘、迫害の中止を懇願した。後に高智晟弁護士の法律事務所が強制業務停止を命じられた。
国内の人権弁護士と活動家らを声援するために、香港立法会の議員・何俊仁氏などが「人権弁護士を見守るチーム」を結成し、何氏は2月8日から、毎週の水曜日に、香港支援聨合会のメンバーとボランティアたちと一緒に、24時間ハンスト抗議を堅持していた。
28日のハンスト抗議活動には、焦国標氏と何俊仁氏のほか、香港支援聨合会の幹部や、ボランティアなどが参加した。