大陸・法輪功学習者の親族1000人余、国際社会に救援を陳情

2006/03/22
更新: 2006/03/22

【大紀元日本3月22日】国連人権会議の開催を前にして、中国大陸・湖南省法輪功学習者親族1071人がこのほど連名で書簡を提出、湖南省株洲白馬壟女子強制労働収容所での犯罪行為制止を国際社会へ呼びかけた。今回は99年7月20点xun_ネ来、中国最大規模といえる法輪功学習者の親族抗議活動であり、国内で提訴先のない親族が、実名で国際社会に救援を求め、中共当局に対する徹底的な失望を表明した。

明慧ネットの報道によると、すでに2005年9月1日に、湖南省法輪功学習者の親族535人が、連名書簡を国際社会に提出し救援を求め、白馬壟女子強制労働収容所での残虐な迫害を暴露した。情報によると2001年以来、少なくとも学習者12人が迫害され死亡、殴打、宙吊り、電撃、食物注入、薬物注射等の迫害を受けた者は300人、身体障害者もしくは精神異常者になった者は100人以上であるという。

同収容所で迫害され死亡した者の内、海外で確認された12人の氏名(敬称略)は、易振雲、蒋麗英、胡正喜、劉根華、盧永珍、黄敬萍、_deng_果君、陳杏桃、劉彩雲、陳偶香、曹建珍、左淑純で、同所の悪徳警官は、「ひと思いに殺すより、半殺しにして虐待するのが丁度いい」と揚言したという。

同所の警邏主任・黄用良氏、趙桂保以下の悪徳警官らに対して、法輪功の親族は、何度となく中国国内の各級司法部門へと控訴したが、訴えは棄却され報復に遭い、家族は分裂したという。国内では提訴できないと認識した親族は、国際社会に救援を求め、昨年末、国連関係部門へ陳情書簡を提出、さらに14日、新たな親族526人が加わり、連名書簡を公開、同所の犯罪行為を暴露した。

公開書簡では、迫害の実例数件を列挙、湖南省瀏陽県の法輪功学習者・張運蘭氏は収容所で迫害され精神に異常をきたした後、解放されたが、2005年11月に口封じで車両に轢かれ事故死した。劉丹氏の両親は第一次の提訴書簡に署名、結果収容先の劉氏は、悪徳警官に衣服を脱がされ、鮮血に染まるまで、硬いブラシで全身くまなく摩擦された。悪徳警官・張燕平は、「おまえを精神異常になるまで虐待する。家族の面会も1年間禁止だ!」と叫んだという。

また、同所で迫害を受けた法輪功学習者・鄒如湘氏は、株洲精神病院の一室へ強制連行され、「多くの薬のビン、縄および棍棒が床に散在していたのが最後の記憶」と語り、意識回復後、すでに両目が失明し、全身は動かず、後頭部に大きな傷跡があるという。

中共の法輪功への迫害は漸次激化しており、特に最近伝えられた瀋陽市蘇家屯集中強制収容所の黒幕は、「中共は自ら人民と手を切る」と表明したようなもので、中共の本質を知り、暴政に抗議するため勇敢に立ち上がる民衆が増えつつある現象は、これまでにはなかったという。