【大紀元日本1月20日】北朝鮮の金正日総書記の次男、金正哲氏の肖像写真が労働党高官室に掲示されるのに先立ち、正哲氏は昨年末、労働党幹部とともに祖母・故金正淑の墓前に参った。
北朝鮮の工作員であった脱北者は16日、「確かな情報筋からして、労働党高官室の執務室には、金日成、金正日、金正哲の写真が飾られるようになった」。「金正哲は目下、労働党中央委員会組織部第一副部長の職にあり、政権継承の教育を受けている。労働党建党60周年の10月10日が過ぎてから、このような変化が生じ、しかしこの事実はまだ一般民衆に知らされていない」と述べた。これに対し、統一研究院主席研究員・徐裁鎮氏は、「もしこれが事実なら、金正哲は継承者の筆頭になったと思っても間違いなかろう」と感想を述べた。
北朝鮮高官の消息筋によると、「金正哲は、故・金正淑の誕生日12月24日に、会寧市を秘密訪問し」、さらに「このことは、会寧市第一書記、国家安全保衛部長、人民保安部長等の幹部だけが知っていた」という。金日成大学で教授を歴任した、対外経済政策研究員博士・趙明哲氏は、「正哲氏は、まず嫡子順の正男氏が、排除されてから指名されることになるだろう」としている。