【大紀元日本11月23日】ドイツの時事週刊誌『デヤ・シュピーゲル』によると、北朝鮮の最高指導者、金正日国防委員長は後継者を金正哲氏に指名した模様。
ソウルの聯合通信新聞社は21日、シュピーゲル誌の今週号を引用して、中国国家主席・胡錦濤氏が10月末に平壌を訪問した際、金正日氏は次期後継者として次男の正哲氏を歓迎晩餐会に出席させたと伝えた。
これまで平壌指導層は次期後継者の人選に難渋していることが伝えられてきた。今年の北朝鮮労働党60周年記念日の10月10日あたり、国際政治ウォッチャーは北朝鮮当局が金正哲氏に権力移譲をする好機と見ている。金正哲氏が胡錦濤氏の晩餐会に出席したことは北朝鮮最高権力の次期後継者として確定したことを暗示しているという。
シュピーゲル誌によると、金正哲氏は今年24歳、金正日氏と故・高英姫第二婦人との間に生まれ、スイスに留学経験がある。金正日氏の長男、正男氏は今年34歳、2001年に偽造パスポートで日本に不正入国し当局から取り調べられ強制送還された。金正日氏は、これを恥としたために平壌権力筋から遠ざかった。三男の正雲氏は21歳と若いため後継者の考慮対象となっていないようだ。
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