【大紀元日本11月17日】シンガポールの大紀元時報社(以下、大紀元)に対して、シンガポールメディア開発庁(MDA)より3ヶ月のみの期限延長の許認可が発行された。MDA職員より、大紀元の報道内容を改めなければ、認可取り消しの可能性が高いことを示唆した。大紀元側は不当扱いとして当局に対して異議申し立てた。
シンガポールでは新聞など出版物を発行する際にMDAによる許可証が必要とされる。同許可証の有効期限は1年であることに対して、大紀元が2年目より6ヶ月しか与えられず、2005年5月より3ヶ月のみの許可しか与えられていないという。
海外独立メディアを干渉する中共
シンガポール政府はこれまで国家利益を理由に、大紀元に対して許可証の発行に難色を示していた。
本年9月末、大紀元の印刷を請け負っていたKHL社は、シンガポール政府関係の新聞、通信および芸術部(MICA)に、大紀元の報道内容について法律に抵触するか否かを打診したが、職員からの回答は曖昧だったことから、同社の存続に係わると憂慮したKHL社は大紀元の印刷を請け負わないと決めたという。
KHL社の責任者は大紀元に対し、シンガポールでは思わしくない法輪功および中共に関する報道内容が多く、印刷の請負を継続すればKHL社の営業許可および工場は政府による閉鎖命令を受ける可能性が高いことを明らかにした。
シンガポール政府に、公正な報道の自由を呼び掛ける
大紀元はシンガポールで唯一の無料中国語新聞紙で、毎週300万部を発行している。中国系読者には、他の中国語新聞紙と違う報道内容で好評だ。大紀元は地元への影響力を増しているようだ。
大紀元側は、シンガポール当局に対して、中共の理不尽な圧力に勇敢に立ち向かい、正義および良知の一面を強くするべきだとし、暴力および強権に屈するべきではないと主張している。
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