【大紀元日本9月19日】陳水扁総統は、15日から開催された「第1回アジア民主化世界フォーラム(WFDA)」で、アジアの平和と繁栄を維持するには、アジア各国の国内における民主化を促進すべきであり、アジアの民主国家が他の民主国家と協力し世界規模の民主化推進団体を形成することで、封鎖された社会の解放を促進し、非民主国家の民主化を幇助し、民主主義体制を固めるように協力すべきであると提唱した。中央社が伝えた。
陳総統は「民主と人権は世界共通に認められた価値観であり、アジアで初めて国家レベルで民主ファンドを設立した台湾は、特にアジアの民主化について、より重い責任を感じる」と述べ、台湾がアジアの民主化で要となることを指摘した。第二次大戦後の60年を振り返り、「アジアが民主的になれるかどうかがすでにアジア経済の維持発展、安全及び安定の前提となっている」とし、「アジアにある幾つかの非民主的な政体は、この地域の安定にとって大きな憂患である」と大陸をはじめとする非民主勢力に対する危機感を募らせた。
特に、北朝鮮の核問題や大陸の武力行使の風潮については「北朝鮮の核問題は東南アジア諸国の脅威であり、ミャンマーの軍事政権は東南アジアに争議と混乱をもたらした。中華人民共和国が台湾周辺で起こした戦争の陰影は、民主を愛する2300万の台湾人ばかりでなく、さらにアジア地域の安全秩序に対し大きな挑戦となっている」と批判した。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。