[東京 7日 ロイター] – 林芳正官房長官は7日午後の記者会見で、中国・ロシアの軍事協力の緊密化について、日本と地域の安全保障上の観点から「重大な懸念を持っている」と述べた。その上で「今後の中ロ関係の進展を注意深く見極めていく」とした。
中国の王毅外相は全国人民代表大会(全人代)に合わせて7日に記者会見し、ロシアとの関係について、新たな協力や友好促進に前向きな姿勢を示していた。
一方、米国との関係については王毅外相は「中国に対する誤った認識を持ち続け、約束を実行していないと指摘しなければならない」と強調。「米側は中国を抑圧する新たな方法を打ち出し続けており、一方的な制裁のリストが常に延長されている」と不満を示した。
米中関係について林官房長官は「両国の関係安定は、国際社会にとっても極めて重要であり、同盟国である米国との強固な同盟関係の下でさまざまな協力を進めつつ、中国に対して大国としての責任を果たしていくよう働きかけていきたい」と語った。
Kazuhiko Tamaki
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