[ニューデリー 31日 ロイター] – インド政府は一部の携帯電話部品について輸入関税を15%から10%に引き下げた。同国で携帯電話を製造する米アップルや中国の小米科技(シャオミ)などが恩恵を受ける。
財務省は30日夜の通達でバッテリーカバーやメインカメラのレンズ、背面のカバー、プラスチックや金属の機械部品、GSMアンテナなどが対象になると説明した。これらの部品を製造するための材料の関税をゼロに引き下げた。
しかし携帯電話部品に対するインドの関税は中国、ベトナム、メキシコ、タイなどよりも高い。
税務コンサルタント会社ムーア・シンギのディレクター、ラジャット・モハン氏は「携帯電話部品の輸入関税引き下げは、世界的な大手メーカーによるインドでの大規模な携帯電話組立ライン設立を後押しし、携帯電話輸出の大幅な増加につながる」と述べた。
インド携帯電話・電子機器協会(ICEA)は声明で、この動きは携帯電話製造でインドの競争力を高めると評価した。
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