16日午後3時48分(日本時間同4時48分)ごろ、中国南部の湖南省長沙市で大規模な火災が発生した。SNS上には激しく燃え上がる高層ビルの動画が多数、投稿された。地元当局によると、すでに鎮火し、死傷者は出ていないという。
火災があったのは、高さ約218メートルで、地上42階、地下2階建の「中国電信」ビル。
SNSに投稿された動画から、火災が発生した側のビル全体が炎に包まれ、黒煙が立ち上がる様子が確認できる。上層部から物品が燃えながら飛び散っている。辺り一帯にけたたましいサイレン音が鳴り響いていた。
現場付近の住民は大紀元の取材に対して、ビル内には数千人がいると話した。「わずか10分で全体に燃え広がった。全員避難できたのか、心配だ」という。
近くに住む男性によると、「爆発音が聞こえてきて、黒煙が立ち込めるのが見えた。燃える物体が火事のビルから自宅周辺まで飛んできた」という。
火災原因について、取材を受けた別の男性は「広告板から火が上がったと聞いた」と話した。当時は風が強かったため、一気に燃え上がったという。
火災後、長沙市では中国電信の通信に障害が発生し、一部の地元住民の携帯電話は使えなくなった。
(翻訳編集・李凌)
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