米銃器法違反行為の共謀と虚偽報告を行ったとして、中国系の米海軍中尉、ファン・ヤン(37)被告に、懲役4年の実刑判決と3年の監視付き釈放が下された。米司法省が16日に発表した。
同被告は昨年11月、フロリダ州地裁の陪審団から有罪判決を受けた。
ヤン被告は米海軍で対潜水艦戦の訓練を受けており、海軍の最高機密情報にアクセスする権限を持っている。
司法省によると、ヤン被告は海軍機密情報へのアクセス許可の更新を巡る身元調査を受けた際、虚偽の報告を行った。
不正輸出で有罪判決を受けた上海軽風科技公司の会長で中国籍のゲー・ソンタオ被告との関係を隠蔽したほか、中国国内に銀行口座を持つことや会社経営なども報告しなかった。ヤン被告はゲー被告のために違法に銃を購入した。
ヤン被告は中国で生まれ、1999年に米国に移住し、2006年に米国に帰化した。19年に逮捕された時、ジャクソンビルにある海軍パトロール・偵察武器学校の教官として勤務していた。
ゲー被告は20年11月、軍用空気注入式ボートなどを米国から中国に不正輸出したなどの複数の違法行為について、罪を認めており、昨年7月に3年6カ月の実刑判決を受けた。
同被告の妻のヤン・ヤン被告も20年9月、不正輸出に関わった罪を認めている。
(翻訳編集・李凌)
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