台湾から中国に戦争仕掛けず、攻撃受ければ自衛=国防部長

2021/10/14
更新: 2021/10/14

[台北 14日 ロイター] – 台湾の邱国正国防部長(国防相)は14日、議会委員会の会合に出席し、台湾が中国との戦争を始めることはないとしつつ、攻撃を受ければ自衛すると表明した。

「最も明白なのは中華民国(台湾)が戦争を開始・誘発することは絶対にないということだ。しかし、動きがあればわれわれは徹底的に敵と対峙する」と述べた。

邱部長は先週、中国との軍事的緊張はここ40年余りで最も高まっていると指摘。中国はすでに台湾を侵略する能力を有しており、2025年までに本格的な侵略実施が可能になるとの見方を示した。

中国は10月1日から4日連続で大量の空軍機を台湾の防空識別圏に進入させた。

台湾国防部(国防省)はまた、邱部長の会合出席に先立って議会に提出した報告書の中で、中国軍が台湾にあまりに近づけば強力な反撃を受けると警告した。

台湾の邱国正国防部長(国防相、写真)は14日、議会委員会の会合に出席し、台湾が中国との戦争を始めることはないとしつつ、攻撃を受ければ自衛すると表明した。台北で3月撮影(2021年 ロイター/Ann Wang)

 

Reuters