香港で8日、中国製ワクチンを接種した市民が死亡した。現在、香港でワクチン接種後に死亡するケースは計16人に上っており、うち14人は中国のシノバック製ワクチンを接種していた。
香港政府衛生署によると、死亡したのは58歳の男性で、今月8日に職場で意識を失い、病院搬送後に死亡したと報じた。同男性は先月16日に中国製薬大手、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製の新型コロナウイルス(中共ウイルス)ワクチンを接種していたことが判明。
香港保健当局によると、死亡した男性は喫煙歴があり、3月16日に接種を受けた後、異常はなかった。今月8日、職場で突然呼吸困難を起こし、すぐに意識不明となり、救急隊員が現場に到着した時には心肺停止の状態に陥っていた。同日夜、死亡が確認された。
中国のシノバック製ワクチンは、高齢者に関する第3相臨床試験の研究が不足しているため、高齢者への接種を推奨していない。しかし、香港当局は高齢者に対し、同ワクチンの接種を手配している。2月26日から始まったワクチン接種で、後遺症が出た人のほとんどは高齢者だ。
2月28日にワクチン接種で初の死者が出て以来、これまでに16人が死亡した。うち14人が中国のシノバックのワクチン、残りの2人がドイツのバイオエヌテック(BNT)のワクチンを接種していた。
(大紀元日本ウェブ編集部)