米下院のスコット・ペリー(Scott Perry)議員は10月1日、ティム・バーチェット(Tim Burchett)議員とスコット・デジャーレイ(Scott DesJarlais)議員とともに、中国共産党(CCP)を「国際犯罪組織」に指定し、起訴・懲罰・排除を目指す法案を議会に提出したと明らかにした。
10月1日当日は、中国共産党政権樹立の記念日で、米ワシントンDCの議会議事堂の前で、チベット人やウイグル人の人権活動家、香港や中国本土の民主活動家など数百人が集まり、中国共産党政権の圧政に抗議した。ペリー議員を含む複数の米国会議員が集会で発言した。
ペリー議員によると、同氏ら3人が提出した議案は、CCPを国際犯罪グループ(transnational organized crime group)に認定し、米政府の国際主要犯罪組織対象リスト(Top International Criminal Organization Target List、TICOT List)に追加するよう求める。3人は共和党に所属する。
議員らは、中国共産党政権による米国の知的財産権窃盗、大規模なサイバー攻撃、スパイ活動とフェンタニルの密輸などが、米国の国家利益に甚大な脅威を与えたとして、中国共産党をTICOTリストに加入すべきだと主張した。
ペリー氏は、「CCPは、人々を不法拘束し、(各民族の)文化や言語を消滅させ、強制臓器摘出を行い、再教育キャンプを建設したのに法に裁かれていない」「CCPは米国の暴力団や犯罪組織、さらに他の国際犯罪組織などと同じだ。CCPのすべての行為を許してはいけない」と述べた。
同氏は、同議案が可決され発効すれば、「CCP政権の主権免除が取り消される」「彼ら(共産党員や高官ら)が、中国にいても、米国にいても法の下で懲罰される」と話した。
ペリー議員は、国際社会が中国共産党の犯罪行為を改めて認識し、米国とともに対抗するよう呼びかけ、「われわれの手で、邪悪な中国共産党政権を終結しよう」と発言した。
(翻訳編集・張哲)