<中共ウイルス>中国雲南瑞麗市が都市封鎖 密入国者の感染確認で

2020/09/16
更新: 2020/09/16

雲南省衛生健康委員会は9月14日の朝、同省瑞麗市で中共ウイルス(新型コロナウイルス)の輸入感染者2人が確認されたと発表し、同日夜から都市封鎖を実施した。

同日夕方、瑞麗市は記者会見を開き、市民全員に対する核酸検査の開始と、全市民に1週間の自宅隔離を求めた。

感染が確認されたのはミャンマーから同市に密入国した女性とそのベビーシッター。2人が滞在する団地は、少なくとも2週間封鎖されるという。

女性感染者の隣の団地に住む住民の趙さんは、大紀元の記者に対し、「瑞麗市とミャンマーの国境線は百キロ以上にも及び、両国を隔てる狭い道しかないため、密入国を防ぐのは困難だ。感染が発生した現在、密入国が多発する場所では24時間体制で警備している」と話した。

「住民らは事前に団地管理人にお金を預け、食料と日用品を買って来てもらっている。団地は少なくとも2週間は封鎖される」と趙さんは述べた。

さらに、「14日現在、瑞麗市の病院に患者が殺到し、核酸検査キットは品切れだ」という。

ホテルのオンライン予約は不可、翡翠市場は閉鎖

封鎖された団地近くのホテル従業員は、大紀元の記者に対し、「現在ホテルはオンライン予約の受け付けを停止しており、宿泊する場合は直接ホテルで受け付けるしかない」と述べた。

地元のヒスイ商人も、大紀元の記者に対し、「瑞麗市はヒスイの取引が盛んで、従事する人は10万人以上いるが、現在、数万の店および取引を行う市場が閉鎖された」と語った。 

また、別の住民は「自分の子どもは車で1時間以上離れた別の市の学校に通っているが、その市も学生に核酸検査や隔離管理の実施を要求している」という。

雲南省の一部の人々は、現地当局の疾病管理が「緩い」とし、ウェイボーで不満をぶつけている。

「現在、地下鉄や空港で働く人以外は、ほとんど誰もマスクを着用していない」

「人々はマスクもしないでうろうろしているから、いったん雲南省に伝染病が広まったら、どうすればいいのか」

「ミャンマーでは現在の感染者は2月の時よりも多いから、ミャンマーから雲南へ来るのは簡単すぎる、防ぎようがないよ」と懸念を示す人も少なくない。

(大紀元日本ウェブ編集部)

 

関連特集: