中国国内では7月12日、4つの省(都市)でマグニチュード3以上の地震が連続して発生した。首都北京市に近い河北省唐山市で起きた地震の規模はマグニチュード5.1で、北京市と天津市でも揺れを感じた。また、新疆ウイグル自治区でも13日、地震が発生した。
中国メディアの報道と地震情報サイト「中国地震台網」の発表によると、12日午前2時30分ごろ、四川省重慶市巫山県でマグニチュード3.0の地震が発生した。震源の深さは約11キロ。
12日午前6時38分、唐山市古冶区でマグニチュード5.1の地震が発生した。震源の深さは10キロ。同日午前10時までに33回の余震があった。そのうち、マグニチュード2.0~2.9の地震は2回。マグニチュード1.0の地震が31回。
河北省政府の地震防災指揮部弁公室は、警戒レベルを、4段階のうち下から2番目となるレベル3を発令した。
唐山市緊急管理局は、今回の地震は1976年に発生した唐山大地震の余震であるとの見解を示した。
同日午後1時21分、雲南省紅河州緑春県でマグニチュード4.4の地震が発生した。震源の深さは11キロ。
同日午後3時3分、四川省アバ・チベット族チャン族自治州若爾蓋県でマグニチュード4.0の地震が観測された。同自治州は長江の三峡ダムの上流域に位置し、7月2日にもマグニチュード3.2の地震が発生した。同地域では、6月に入ってから、連日豪雨に見舞われ、洪水や土砂崩れが発生した。四川省気象台は7月10日、15~17日までの間に、省内の一部地域で再び大雨や豪雨に見舞われる恐れがあると警戒を呼び掛けた。
一方、中国地震台網の発表によれば、7月13日午前6時10分ごろ、新疆ウイグル自治区ホータン地区の于田県でマグニチュード3.4の地震が発生した。震源の深さは10キロ。同県では6月26日午前5時05分、マグニチュード6.4の地震が起きた。
(翻訳編集・張哲)
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