中国広東省で竜巻 6人死亡、215人が負傷

2015/10/07
更新: 2015/10/07

 中国広東省の複数の場所で4日午後から夕方にかけて、竜巻が発生した。中国国内メディアによると、5日朝までに、6人が死亡、215人以上が負傷した。当時、台風22号の影響で大気の状態が不安定だったという。

 竜巻が発生したのは、仏山市順徳区、広州市番禺区、汕尾市海豊区など。他にも、漁業従事者16人の行方がわからなくなっている。

 広州市では住宅の倒壊や工場の屋根が飛ばされるなどの被害があり、3人が死亡した。海珠区、番禺区では変電所が機能停止となり、40万世帯が停電した。

 仏山市では高圧線の鉄塔が5カ所で倒れたため、大規模な停電が発生した。断水も起きているという。

 在広州大使館によると、日本人の被害は報告されていない。

 2ページ目に動画、3ページ目に写真を掲載した。

 

 

 

 

 
ミニブログ・微博にあがった写真。竜巻で工場の屋根部分が飛ばされた(weibo)
吹き飛ばされた街路樹で損傷した乗用車(weibo)
倒壊した広告塔(weibo)
崩壊した建物(weibo)
工場地帯でトタンやプラスチック破片が散乱(weibo)

(翻訳編集・佐渡 道世)

関連特集: