ミャンマー軍政:数百人の僧侶を釈放、国際社会の制裁回避のためか

2007/10/08
更新: 2007/10/08

【大紀元日本10月8日】ミャンマー軍事政権の新聞は、最近の反政府デモで逮捕された僧侶数百人が釈放されたと報じた。国際社会が要求している政治犯の釈放などについては言及されていない。

この報道によると、9月26点xun_ネ降逮捕された513人の僧侶のうち、404人は釈放され、30人の女性も釈放されたという。その報道より前、同軍事政権は、今回の逮捕者数は2100人あまりであり、うち約7百人を釈放したと公表していた。

また、武力弾圧後に封鎖されたネット通信は、徐々に回復しているという。

民主派指導者のアウンサンスーチー氏の姿は10月5日、同国国家テレビ報道された。同氏がガンバリ国連特使との会談の様子が報じられた。同氏は4年ぶりに国内の放送で姿を見せた。

軍事政権の最高指導者は、アウンサンスーチー氏が国際社会による対ミャンマー経済制裁を支持しなければ、対話に応じるとも報じらたれた。一方、軍事政権の報道官はBBCの取材で、同氏がこの条件を受け入れないはずだと発言した。

そのような状況において、「ミャンマー軍事政権のこれらの一連の動きは、誠意がなく、国際社会による制裁を避けるためのパフォーマンスに過ぎない」との声が強まっている。

(翻訳・叶子)
関連特集: