FIRE POWER 2007 IN FUJI

2007/09/11
更新: 2007/09/11

【大紀元日本9月11日】毎年恒例の陸上自衛隊による「富士総合火力演習」が、富士学校の主催の元、富士山の麓にある東富士演習場(静岡県御殿場市畑岡地区)で先月25日行われ、陸上自衛隊の主要な正面装備である、203MM自走榴弾砲、対戦車ヘリコプター(AH-1S)、74式戦車、90式戦車などが入場行進し、その情報を高度に統制した正確な実弾射撃を披露した。実弾射撃特有の大音響とハイテク兵器のコンピューターで制御された高い射撃効率には、全国から詰め掛けた見学者ら2万人余から、一様に驚きの声が挙った。

昨年12月15日の国会審議で防衛省昇格関連法案が可決し、今年1月9日には防衛庁が防衛省に昇格したが、これは多分に日本を取り巻く国際環境が大きく変化し、国際社会から国連平和維持活動などへの参加が強く求められるようになったことが背景にある。その一方で、北朝鮮による朝鮮半島の核武装化、中国人民解放軍の軍事費が毎年二桁で伸び続けるなど、東アジアの安全保障自体が予断を許さないという状況も見逃せないだろう。

低空をホバーリングする対戦車ヘリ「AH-1S」

整列した90式戦車の一隊