カナダ:中国領事館前平和抗議、暴徒らが襲撃

2007/08/06
更新: 2007/08/06

【大紀元日本8月6日】(再掲載、訂正オタワ→バンクーバーカナダ・バンクーバーの中国領事館前にある法輪功(Falun Gong=ファールンゴン)学習者たちが平和抗議を行う場所で、8月2日朝方に暴徒らの襲撃を受け、1人の学習者は暴行を受け、顔中に血だらけになり、目の周りの骨が骨折し、拠点としている青い小屋が破壊された。警察側スポークスマンのハワード・ツォウ氏(Howard Chow)氏は、今回の襲撃事件はすでに立案し調査が始まっているとし、暴徒はで学習者に対して恫喝したことを明らかにした。法輪功学習者は同日昼に記者会見を開き、暴力襲撃事件を非難した。オタワ法輪功スポークスマンの張素氏は、今回の暴力襲撃の背景に中国領事館が操縦していることを質疑し、法輪功団体はこれに怯えることなく、これまでと少しも変わらず中国領事館前で24時間の抗議を続けると強調した。

*銃でこめかみにつけられ、「他へ行け」と叫んだ

暴力を受けた学習者・張春雨さん(33)は、同日午前5時30分に、20歳前後のアジア系男性3人組が突然現れ、現場にある法輪功の抗議ボードを破壊し、その内白いTシャツに淡いブルージーンズを身に付けた男性が張さんの前に突き進み、銃を張さんのこめかみにつけ、何度も引き金を引いた。張さんによると、銃には弾が入っていないが、本物に見えたという。

張さんによると、当時3人組は「ここに居てはダメ、他へ行け(Don’t stay here ! Go away !)」と叫んだという。張さんはさらに、「3人が拳で僕の目と頭部を目掛けて一斉に何度も殴った。青い小屋を何箇所も足で穴になるほど強く踏み蹴った。1台のバスが近づいて来た時に、3人が慌てて現場から逃げた。時間にして前後で約2~5分くらいだった」と説明した。

警察は張さんが通報して2分後に現場到着したが、暴徒らはすでにいなかった。

8月2日、オタワ中国領事館前で平和的抗議に使用される展示ボードと小屋が破壊された(大紀元・廖青)

張さんは週に一度中国領事館前での座り込み抗議活動に参加しており、すでに3年間を継続している。張さんによると、類似する襲撃は初めてではなかったとし、昨年も襲撃にあったという。しかし、今回の暴徒の行為がもっとも劣悪ではびこっているという。張さんは「銃を持つ男性の顔ははっきりと見えたが、僕の知らない人だ。暴徒らの襲撃は僕個人に対するものではなく、法輪功団体に対するものである。暴力によって法輪功を脅かしてここから離れさせるのが目的である」と語った。

*背景に中国領事館が操縦

法輪功バンクーバーのスポークスマン・張素氏は、法輪功が中国領事館前での抗議活動に対する嫌がらせと騒乱は初めてではないとし、性質が日増しに劣悪になったと強調した。張氏は、「暴徒らは中共の指図を受けたものでなくても、中共が法輪功団体に対する激しい憎しみ宣伝を受け入れたのだ。類似事件は性質がますます劣悪になったことから、中共が海外法輪功団体の持続した迫害真相の暴露および中共の残酷な本質の暴露に恐怖を感じた表れだ」と分析した。

法輪功オタワのスポークスマン・張素氏は、法輪功団体は襲撃に怯えることなく、これまでと少しも変わらず中国領事館前で24時間の抗議を続けると強調した(大紀元・廖青)

張素氏によると、法輪功団体は中国領事館前での24時間抗議活動は6年間にわたり堅持してきており、中共が8年間にわたり法輪功への迫害真相を明らかにし、多く中国大陸の旅行団体がわざとここを訪ね、中国国内では味わえない光景を経験するという。

*警察側:暴徒は恫喝に銃を使用

バンクーバー警察局スポークスマンのハワード・ツォウ氏は2日に、警察側はすでに立案して調査が始まっており、暴徒らが事件の中で、銃を使用し相手を恫喝したことを明らかにした。ツォウ氏は類似事件の通報は今回が初めてではないとし、警察側が調査を展開すると示した。

 (記者・廖青)
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