【大紀元日本6月26日】故中国共産党指導者・_deng_小平の長女・_deng_林氏は1989年6月24日の「64天安門事件」に対して、当時の決定は上層部指導者が共同で決めたことであり、全員が責任を負うべきだとし、特定された指導者のみが具体的な責任を果たすべきではないと指摘した。
_deng_林氏は、香港返還10周年を迎える前に、香港ラジオ局の取材に応じた。六四天安門事件について、天安門広場にいた学生たちへの発砲命令は、_deng_小平が直接下したのかの質問に対して、_deng_林氏は、それは当時の指導者全員の共同決定であるとし、特定された者のみの責任ではないと強調した。
六四天安門事件は、_deng_小平の歴史評価に影響を与えた見方に対して、_deng_林氏は、「そのときは、とにかく事件が発生した。どうしようもないのだ」とコメントした。
実際、_deng_林氏はかつて発表した文章『私は父親を愛している』で、_deng_小平は「六四事件」で発砲命令を下したとの回想シーンがあった。
『私は父親を愛している』は1998年、_deng_小平没後1周年を迎える前に発表された。_deng_林氏は、婉曲的な含みのある文体で「1989年、北京民主運動期間、学生および知識分子が_deng_小平を打倒するなどの訴えが、_deng_小平を激怒させ、軍隊に対して学生への発砲を命令し、やがて国際社会を驚愕させた六四天安門事件が爆発した」と綴った。