【大紀元日本6月20日】中国共産党とその関連組織から脱退するとネットで宣言した中国人が2300万人に達したことから、全世界脱党サービスセンター日本支部は6月17日、名古屋で集会とパレードを主催した。
17日正午12時半頃、約100人の参加者は名古屋市中心部の栄広場の公園で声援集会を開いた。集会の進行役は金井剛彦氏、全世界脱党サービスセンター日本支部の佐藤國男代表や名古屋大学の元教授・神谷修氏などが講演を行った。
中国共産党の一党独裁は、中国の悠久の伝統文化を破壊、社会全体の道徳水準が急速に低下するなどの問題を引起こしたことが指摘され、実例として、経済利益を追求するあまりに、深刻な環境汚染問題や偽造薬品、有毒食品が氾濫するなど中国が抱えている様々な現実問題が挙げられた。また、生きた法輪功学習者を狙った臓器狩りというジェノサイド犯罪も提起され、2300万人の中国人がネット上で中国共産党とその関連組織からの離脱を宣言したことは、人道を無視した中国共産党の消滅は天も許さない必然であると指摘し、中共政権の崩壊という歴史的瞬間が近づいていると強調した。
また、講演者らは中国人に対し、中国共産党の詐欺宣伝から目を覚まし、その悪党の邪悪な本質を明確に認識し、希望溢れる未来を迎えられるために、中共とその関連組織から脱退するよう呼びかけた。
講演者らは、日本政府や国民に対し、中国で進行中の平和的に中国共産党政権を解体させる脱党運動に、もっと関心を持ち、中国での平和・民主の実現に積極的に支援するよう呼びかけた。
中国国内から脱出した楊貴遠・獣医学博士は、自分が中国共産党から法輪功の信仰放棄を強要されたが、堅く拒否したため、強制労働収容所に監禁され、約17ヶ月間に渡り、様々な拷問・虐待を受けた体験を語り、国際社会に対し、中国共産党による真・善・忍をひた向きに守る法輪功学習者への集団迫害を一刻も早く制止するよう懇願した。楊博士は、日本在住の親戚に助けられ、中国からの脱出に成功した。いま、中国国内では、同博士のように、違法逮捕され、拷問などの迫害に耐え続けている法輪功学習者が大勢いるという。
パレードの中国太鼓の部(大紀元)
集会が終わった後、参加者らは、「2300万人の中国共産党脱党を応援」「中国の赤い壁を崩そう」などの横断幕を掲げ、栄広場から出発、市の中心部で約2時間の応援パレードを行った。参加者らは、行進しながら、中国太鼓を演じ、市民の目を引いた。
60代の日本人男性は記者に対し、2300万人の中国人が共産党から脱退したことをまったく知らなかったと語り、「最近のテレビ放送で、中国共産党の独裁がもたらした様々の問題を知り、このような政権は一刻も早く崩壊すべきだ」と話した。
京都のある私立大学の大学生は、「中国国内での残酷な人権迫害を知る日本人があまり多くない。特に学生はあまりこの問題に関心を持っていない。このようなパレードをすることは、日本の国民に関連の情報を伝えるとても良い方法である」と話し、自分の学校には多くの中国人留学生がいるが、彼らはあまり中国での人権迫害や、環境汚染などの問題を提起しないと説明し、参加者らに対し、これからも中国の真相をより多くの日本人に伝えるよう激励した。
中国東北部で生まれの日本人は、「中国の友人はたくさんいる、中国も大好きだ。しかし。法輪功学習者への人権迫害は、すぐにでも制止すべきである」と述べ、「国を繁栄させるには、独裁は絶対に通用しない。中国が早急に自由の国になることを願っている」と強調した。
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