投票へ行こう!

2007/04/07
更新: 2007/04/07

【大紀元日本4月7日】

上の写真は、台湾・台北市議選で見られた、目抜き通りに立ち並ぶカラフルな幟である。(12月4日昼:中華路一段付近)選挙戦はいずこも同じ、という風情が漂う。こういう様子を見ると、「台湾は大丈夫だ」と、安心感を覚える。

さて、日本では4月8日、22日と、統一地方選挙の投票日が続々とやってくる。特定の支持者、支持政党がある人も、そうでない人も、選挙権を持つ人にはぜひ投票へ行っていただきたい。

読者諸氏の多くは、生まれたときにはすでに普通選挙制が実施されていて、20歳以降になったら選挙があるたびに投票所の入場整理券が手元に届いていたであろうと思う。選挙権があることが当たり前になってしまうと、それがどんなに貴重なものか、なかなか実感できないものである。首長、議員などを選出する選挙に参加できるということがどんなに幸せであるか、以下の事例を見れば理解していただけると思う。

「この家の当主は幸いにも政府高官などとのコネがあったから家が潰されなかった。一般の民衆なら不当な立ち退き要求を拒否した途端、こんな嫌がらせをされる遥か以前に無理やり家を潰されている」という。

こちらはその不当に立ち退かされ、補償も十分に受けられない、広東省汕尾市の農民たちの抗議。政治家は民意で選ばれていないので、民衆のための政治を行おうとしない。

地元の役人の不正に対して苦情を言っても聞き入れてくれないので、北京まで直訴しに来たが、ここでもいつまでたっても苦情を聞いてくれず、苦労を重ねる人々。地元の役人は苦情を聞くどころか、北京まで来て陳情者を無理やり連れ去り、制裁を加えている。

双子ブームも、中共による一人っ子政策さえなければ起こらないはず。双子を産むのは出産時の母親の負担も大きいし、育児の負担も大きい。民衆がどんなに一人っ子政策に不満を持っていても、その声を聞いて政治に反映させてくれる人はいない。

生存中の法輪功学習者を殺害して臓器を取り出し、臓器移植を待つ患者に販売する。このような行為が普通に行われていることに異を唱えると、その人も逮捕される。普通選挙を通じて選ばれた議員が政治をする国ではこのようなことはまず起こらない。

法輪功学習者学習者の人権擁護では、それに携わる弁護士でさえ容赦なく弾圧される。このような酷い政治を変えたくても、為政者を変える普通選挙がないため、人権擁護にはいつも大変な困難と試練が待ち受ける。

さぁ、日本をこんな国にしないためにも、ぜひ投票しに行こう。