【大紀元日本6月29日】賈慶林・中共政協主席は27日、三日間の予定で香港を訪問した。香港の民主派議員連25人は、賈慶林・中共政協主席宛の親書を曾蔭権・行政長官に託し、香港普通選挙の実施、64天安門事件の名誉回復、「程翔」事件の公平処理を要求した。中央社が伝えた。
議員連は、香港特別区行政長官、立法会・区議会議員の速やかな普通選挙を要求した。親書では、64事件の名誉回復、全人代の香港「基本法」に対する解釈権の制限、中国当局に拘置されて1年以上が経過するシンガポール「ストレート・タイムズ」紙の程翔記者の件を公平処理するよう求めた。
親書ではまた、中国駐香港特別行政区連絡辦公室が、香港の(行政)事務を評論し干渉していると北京当局に訴えた。
民主派議員連の指摘によると、香港社会は表面上和解しているように見えるが、現在では官民に癒着があり、政治システムにも問題があり、特区政府には、この社会矛盾を解決する能力はないという。
議員連の発起人、劉慧卿議員は、賈慶林の滞在を一日延長し7月1日の市民大パレードを参観するよう希望している。
賈慶林氏は、27日朝から「大陸・香港貿易緊密化会議(CEPA)」三周年祝賀行事に参加、正午には金融管理局を視察、午後には天水圍湿地公園を参観、夕には曾蔭権・行政長官が開いた晩餐会に出席した。