【大紀元日本3月21日】韓国軍部のスポークスマンは19日、5人の北朝鮮住民が小型船で、東シナ海上の厳重な監視を潜り抜け韓国へ亡命したと発表した。
BBC中国語ネットの報道によると、韓国海岸警備隊は18日午後6時ごろ、韓国海域で北朝鮮海域から漂着した漁船を発見し、岸辺まで引っ張った。
亡命者らは男性1人(37)、その妻(34)、8歳と2歳の子供2人、夫の知り合いの男性1人の計5人だった。
韓国側の情報によると、この37歳の男性は、軍に勤務した1986年から1994の間に韓国が発展していることを知り、亡命を決意したという。
この男性は亡命の2日前、北朝鮮の関連部門に、海に出て漁をすると申請し、許可が下りるとすぐ朝鮮東部にある港を離れたと話した。
韓国へ亡命する脱北者は多いが、直接南北の国境、または沿海を通り抜けてくることは非常に珍しいと専門家は言う。脱北者は普通、朝中国境を超えて中国入りし、それから韓国へのルートを探すという。
韓国政府の統計によると、去年韓国に亡命した北朝鮮人は1,380人、2004年は1,894人、2003年は1,139人である。