【大紀元日本12月22日】香港立法議会は21日、香港政府が提出した普通選挙の制度改革法案は、3分の2を占める40票に達していないため、否決した。
香港特別区政府が提出した改革法案は、2007年に行政長官選挙委員会の委員数を1600人まで増員させ、2008年の立法委員会席数を10席から70席まで増員させるとし、そのうち5席は直接選挙により、5席は区議会の議員よりの選出を提案した。
民主派議員は、現在の選挙制度は民主的ではないとし、政府側の改革法案は単なる補正に過ぎず、根本的な改革にならず、完全普通選挙導入の具体的日程が示されていない限り賛成できないと強く主張した。改革法案の採決結果は、賛成34、反対24、棄権1で否決された。
香港では12月4日、10万人以上の市民が普通選挙の実施を求める大型デモ行進が行われた。
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