【大紀元日本10月21日】中国の大学は近年、学生の募集枠を広げ続けており、大学卒業生が年を追うごとに増加しているが、就職できる大卒者は減る一方だ。今年の夏季卒業者のうち、約百万人には未だに就職先が見つかっていない。中央社が伝えた。
東方日報の報道によると、大陸においては、今年約470万人余りの新入生が大学に入学し、入学者数が過去最多となった。同時に、今年の夏に卒業した330万人余りの卒業生の就職率は約70%であり、3割の約100万人が未だに職が見つかっていない。
大陸の大学が入学者の募集を大規模に行っていることが就職難の主たる原因の一つのようだ。中国は、世界の工場となることに力を尽くしており、長年に渡って労働集約型産業を全力で発展させてきた。このため、就職先は、ほとんどが労働集約型であり、大卒者に対するニーズはあまりない。