福建省: 台風19号、福州市で浸水と山崩れ

2005/10/04
更新: 2005/10/04

【大紀元日本10月4日】強台風19号「ロンワン(龍王)」は2日21時35分(中国時間)、23時40分、それぞれ福建省の晋江と龍海市付近に上陸し、福建省で10時間もう停滞した。福建省各地は暴風雨に見舞われ、首都の福州市の半分が浸水し、山崩れで59人が行方不明になっている。

中新ネットの報道によると、福州市では2日午後から、大雨が降り始め、数時間で300ミリ以上の降雨量を記録した。市内を通るミン(門に虫)江は水面が急激に上昇、市内の半分以上が浸水した。

この大雨で2日夜、福州市内の武装警察学校のそばの山が崩れ、3日午後6時現在59人が行方不明になっている。中国国家主席胡錦涛氏は、捜索・救出に全力を尽くすよう指示した。

3日午前に雨が止まったが、洪水が依然引かず、数十万人の市民が洪水で被害を受けた。

福州市洪水対応責任部門によると、3日まで不完全な統計では、福建省8市50県246万人が被災し、54 万人が緊急避難し、12億元(日本円で約150億円)の被害にのぼるという。