[ベイルート 6日 ロイター] – レバノンの親イラン武装組織ヒズボラの指導者ナスララ師は6日、イスラエルの攻撃に対しヒズボラは強力かつ効果的に対応すると表明した。
ナスララ師はイスラエルの空爆で死亡したヒズボラのフアド・シュクル司令官を追悼するテレビ演説で、適切な時期を待って反撃すると表明。ただ、どのようにして、いつ反撃するかについては明らかにしなかった。
その上で、ヒズボラに自制を呼びかける国際的な試みは無駄だったとし、「(ヒズボラを含む)抵抗勢力はイスラエルによる攻撃を看過しない」と述べた。
イスラエル軍は今のところコメントしていない。
イスラエル軍は7月27日に起きたゴラン高原へのロケット弾攻撃の報復として、同月30日にレバノンの首都ベイルートを空爆し、ヒズボラのフアド・シュクル司令官を殺害。報復の応酬による紛争拡大が懸念されている。
この日はナスララ師の演説が始まる直前にベイルートの上空をイスラエル軍の戦闘機が低空で飛行。一方ヒズボラは、イスラエル北部に対しドローン(無人機)とロケット弾による一連の攻撃を開始した。
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