神韻芸術団が来日、2024年の世界公演ツアー開始

2023/12/20
更新: 2023/12/22

12月19日、米国ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は名古屋に到着した。22日の名古屋公演を皮切りに、2か月間日本で公演を行う予定だ。2024年の神韻芸術団の世界巡回公演は、ここ名古屋で幕を開ける。

「とても心待ちにしておりました!」飛行機から降りた神韻芸術団の輝くような表情に、日本のファンも感激した。

2023年12月19日、米国ニューヨークを拠点とする神韻芸術団がの名古屋に到着し、2024年の世界ツアーを開始(藤野偉/大紀元)

「神韻、日本へようこそ」と書かれた横断幕を広げ、バルーンを手に持ったり、「神韻最高!」「感動!」などのプラカードを掲げたり、花束を持ってきて、神韻の再来を歓迎した。

神韻アーティスト・大勢中天さん:日本の観客は神韻に感動する

日本生まれの神韻アーティスト・大勢中天さんは、日本に帰って公演するたびに特別な思いがあり、日本の観客が神韻に寄せる期待もよくわかると語った。

2023年12月19日、日本出身の神韻アーティストである大勢中天さんは、日本の観客が神韻に対して持つ期待を理解していると表明(藤野偉/大紀元)

大勢さんは、2024年日本公演ツアーの初日を前に、少し緊張しているという。今年は全て一新された演目とのことで、「いくつかの面でより良いブレークスルーがあり、ステージでみたら、観客の皆さんが気に入って、感動してくれると信じています」と語った。

「日本の観客は神韻の踊りと音楽を愛している」、大勢さんは日本公演の印象として、このように共感したことを覚えているという。「音楽は舞踊の魂です。神韻の音楽は東洋と西洋の音楽の精髓を融合しています。これは他の公演にはないものです。私も踊るとき、神韻の音楽に感動し、心の中の感情を引き出されますが、観客の皆さんも同じように忘れられない感情を持ち、感動すると信じています」

今年の神韻日本公演は初めて北海道を訪れることになる。最近、北海道のチケットの売れ行きが好調だ。大勢中天さんは「北海道に行くのはずっと前から楽しみにしていた。まさか今回実現するなんて思っていなかった」と述べた。

 

神韻アーティスト・黄于亭さん:ポジティブで善のメッセージを観客に伝える

多くの公演に参加しているアーティストの一人である黄于亭さんは、来日するたびにあらゆる側面から得るものがあると語り、「日本の観客の皆さんは、神韻が表す文化的な意味合いに共鳴し、私に深い印象を残しています」と述べた。

2023年12月19日、神韻アーティストである黄于亭さんは、日本で公演できて嬉しいと語った  (藤野偉/大紀元)

「日本の文化が中国の伝統文化とよく似ているのか、日本の観客が神韻公演をますます好きになっているのを感じています。以前の公演では、日本の観客はより控えめで、拍手も控えめでしたが、その後、観客はとても積極的で、感情や興奮を遠慮なく表現しています。ステージに立っている時、観客との共鳴や一体感を感じられます」

黄于亭さんは、日本で公演できることが特に嬉しいと語った。「これこそが私たちが日本の観客に送りたいメッセージです。ポジティブで善のメッセージ」

同時に黄さんは、日本で公演する時、親近感が湧き、伝統的な建物や街並みを見る時、馴染みがあると話した。

 

神韻司会者・唐瑞さん:東洋も西洋も神韻を楽しめる

神韻芸術団の司会者である唐瑞さんは、「世界中どの国の観客からも、神韻は受け入れられてきました。中国五千年の伝統文化は、東洋、西洋を問わず受け入れられる普遍的な価値なのです」と語った。日本の観客が神韻を愛していることにも感銘を受けた。

神韻芸術団の司会者である唐瑞さんは、日本の観客が神韻に対して示した熱愛が彼に深い印象を与えた(藤野偉/大紀元)

「日本人は唐代の文化を多く受け継いでいます。だからこそ日本人は神韻を特に受け入れてくれるのでしょう」

神韻芸術団の公演は中国古典舞踊をメインにしており、アーティストたちの一致した動きや、跳、転、翻といった難しいテクニックは多くの観客を魅了した。 

「アーティスト全体が一つにまとまることは非常に難しいです。ほとんどの舞踊芸術家は自分のことしか考えていませんが、私たちは全体のことを考えなければいけません。アーティストたちは自分を捨てて全体のことを考えてから、初めて個人を超えた演出ができる」と語った。

これまで何度も日本を訪れた唐瑞さんは、今回の来日を「故郷に帰ってきたようだ」と明るく語った。日本の建築物が大好きだという唐瑞さんは、また大好きな日本料理、豚骨ラーメンとうなぎを食べるのを楽しみにしているという。

東京から中部国際空港で神韻芸術団を出迎えに来た21歳のファン、井田千景さんは、この公演を若い友人たちに勧めたいと語った。 神韻の演目にでてくる『西遊記』などのストーリーは日本でもなじみがあるし、ユーモアたっぷりに孫悟空を描いた演目を、日本の若い人も楽しめると思っている。

神韻2024年巡回公演は、五つの大陸の少なくとも20か国、200都市を巡る過去最大の規模となる。 

2024年神韻公演は、12月22日に名古屋での幕を開け、8つの芸術団はその後、米国テキサス州ヒューストン、フロリダ州フォートローダーデールおよびイタリアのフィレンツェなど世界の大都市で同時に公演を行う予定だ。

神韻公演はちょうど日本の年の瀬の時期に行われる。神韻を主催する古典芸術振興会の稲垣兼太郎さんは、「神韻公演は伝統文化に根ざし、人が本来持っている善良な心を呼び起こすものです。だから、新年に神韻を観ると元気をもらえます。気持ちを一新し、前向きな気持ちで新年を迎えることができるのです」と語った。

神韻公演は、12月22日から約2か月間、日本の12都市で42公演を予定している。

 

公演チケットはチケットセンター(0120-91-8487、午前10時〜午後6時)のほか、公式ホームページから購入することができる。チケットぴあや楽天チケット等、大手チケット予約サービスでも取り扱いがある。

公演は全席指定。料金はSS席23,000円、S席18,000円、A席14,000円、B席12,000円、C席10,000円、D席 8,000円。東京(渋谷)と東京(文京)の場合は、上記各種チケット代にプラス2,000円となる。

大紀元エポックタイムズは神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。