フェイスブックは11月13日、2019年1月~9月までで、のべ54億件のアカウントを削除したと発表した。同社は、なりすましや、大衆に危害を与えるリスクを生むようなアカウントを削除対象としている。
フェイスブックがこのほど発表した、自社サイトの分析報告によると、削除した不正アカウントの数は、同サイトのアクティブユーザーの約5%を占めていた。
フェイスブックはさらに同9カ月間で、未成年者のポルノに関連する約1160万件のコンテンツ、数百万件の著作権違反のコンテンツを削除したという。
同社のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者は、報告について、アカウントの悪用への取り組みに本腰を入れているとの態度表明であるとした。「(停止アカウントに関する)膨大な数字は、多数の有害なコンテンツを特定するために、私たちが多くの時間をかけていることを示している」とした。
報告によると、同社は今年、不正アカウント生成の動きを事前に検出し、阻止する能力を向上させた。これにより、数百万件もの不正アカウントを防いだという。
ロイター通信によると、Facebookでは98.5%、Instagramでは92.2%の確率で、テロ組織と関係のあるコンテンツを事前に検知しているという。
フェイスブックは2018年にも約33億件の偽アカウントを削除した。
(フランク・ファン/翻訳編集・佐渡道世)
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