米自動車売買サイトのカーズドットコム(cars.com)がこのほど、今年米国内で製造されている自動車を対象にした年度調査を発表した。国内生産比率(domestic content)が75%を超えた8つのモデルの自動車のうち、トップ5は日本勢の自動車メーカーだという。6月29日付米紙「USAトゥディ」が伝えた。
カーズドットコムは、各自動車モデルの組み立て工場の所在地、使用した米国内で生産された部品の割合、同自動車の米国内で普及率などの項目から調査を行った。
最新年度調査によると、米国内で生産された部品を最も多く使っており、組み立て生産を行っている自動車メーカーの1位はトヨタのカムリだ。昨年も1位だった。
ホンダのアコードが2位、トヨタのシエナが3位。ホンダのオデッセイとパイロットSUVがそれぞれ4位と5位になっている。
カーズドットコムは日本自動車メーカーの米国での生産規模が米国メーカーより大きいことが、同ランキングの上位を占めた理由だと示した。また、近年為替レートの激しい変動や貿易などの面でのトラブルを避けるように、日本メーカーが米国での現地生産と販売に力を入れているとの見方を示した。多くの自動車部品生産企業が日本メーカーの近くにあり、部品供給に有利であることも米国内生産比率を高めた一因でもあるという。
また、6位から8位は米国自動車メーカーゼネラルモーターズ(GM)のシボレー・トラバースとGMCアカディアとビュイック・アンクレイブ・トラバースの3種類のスポーツ用多目的乗用車(SUV)だ。
(翻訳編集・張哲)
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