5月16日は韓国の「成人の日」にあたり、韓国ソウル市の南山韓屋村で伝統的な成人儀式「成年礼」が行われた。民族衣裳の韓服を身に着けている20歳の若い男女たちは、成人したことを示す男子の「冠礼」と女子の「笄礼」に参加した。
韓国の「成年礼」の儀式は、約1100年前の高麗時代から行われてきたと言われ、一度中断したが、1973年に記念日として制定され、現在は、毎年5月第3の月曜日を「成年の日」と定めた。
日本と違って韓国の「成年の日」は祝日ではないので、その日は休みではないし、盛大な地元の成人式もない。いくつかの地方自治体が伝統的なやり方で祝うイベントを開催する以外、大抵の人は家族や友人、恋人など親しい人たちと一緒に祝うという。
また、「成年の日」のイベントに参加する人は男性より女性の方が多く、その理由の1つはこの時期に軍役に勤めている男子が多いからである。
(翻訳編集・単馨)