【大紀元日本3月25日】英金融大手HSBCホールディングスと英調査会社のマークイット・エコノミクスが24日に発表した3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は49.2で、景気改善と悪化の境目である50を下回った。11カ月ぶりの低水準となった。2月の製造業PMI確報値は50.7だった。24日付のBBC電子版が報じた。
マークイット・エコノミクスのアナベル・フィデス氏によると、3月の製造業PMIの低迷は新規受注の減少および雇用の悪化が主因だ。また、「中国製造業の不況が深刻化している。新規ビジネスが落ち込んだため、生産が伸び悩んでおり企業が雇用を削減し続けなければならない」と述べた。
HSBCの3月の製造業PMI報告書によると、新規受注の減少は不動産市場の低迷と関係している。受注の減少は企業の生産や購買力に影響を及ぼし、産出と雇用が引き続き悪化するとの見通しを示した。また、製造業の不況は中国経済への影響を考慮すれば、中国政府はより緩和的な金融政策のほか、インフラ投資の拡大などを含む景気刺激策を実施すると予測する。
(翻訳編集・張哲)