【大紀元日本1月5日】中国東北部のハルピン市で2日、ビル火事が発生した。住宅と倉庫からなる11階建てのビルの一部は崩れ落ち、消火に当たった消防隊員5人が死亡し、14人が負傷した。住民は事前に避難し、けが人はいなかったという。死亡したのはいずれも90年代生まれの若者で、新年早々の惨事で人々はその若すぎる死を悼んでいる。
中国政府も犠牲になった隊員に「烈士」の称号を与え、公安部の幹部を派遣し負傷した隊員を見舞った。同省トップの王憲魁党委書記も同伴するなど隊員らを英雄として扱った。しかし、ハルピン市公安局が公式微博(アカウント・平安哈爾濱)でお見舞いの写真を掲載したところ、批判を巻き起こした。
写真の中央に病室を訪れた幹部らが映っている。負傷した消防隊員は写真の隅っこに追いやられ、2枚目の写真では、消防隊員の姿がかろうじて映っている状態だった。消防隊員よりも幹部の来訪を宣伝したかったようだ。ゴマすりもここまでとは…。
批判を受け、この投稿は現在削除された。
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