【大紀元日本11月21日】韓国政府は、増え続ける中国の密漁船に対する取り締まりをさらに強化する方針だ。20日に開かれた国家政策調整会議で、大型艦艇、ヘリコプターを装備し、特殊兵を配備する専門機動隊を結成すると決定、「密漁船を押収した場合、韓国側が廃棄処分を行う」などの内容を盛り込んだ「中国漁船違法操業問題対策案」を可決した。
韓国の鄭烘原(チョンホンウォン)首相はこの日の談話で、上記の一連決定事項を明らかにした。
韓国では2年前から、特殊兵を含む特別行動チームが、後を絶たない中国密漁船の取り締まりにあたってきた。
発表によると、今月6~12日、大型艦艇4隻、ヘリコプター1機、特殊兵20人のチームが中国密漁船10隻を拿捕した。それを受け、延べ2千隻が韓国領海から出た。
韓国政府の統計データでは、2004年~13年10月、同取締において、韓国海洋警察は計4605回出動し、警官延べ80数人が負傷、2人が死亡した。中国密漁船側にも死傷者が出ており、身柄拘束や巨額罰金などの罰則を科してきた。
先月のある現場で一人の中国人船長は暴力で抵抗したということで、韓国警察に銃撃され死亡した。
(記者・文龍、翻訳編集・叶子)
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