【大紀元日本7月31日】英国オックスフォード大学の専門家を含むチームは、ドライバーを必要としない自動運転車の開発に成功し、走行テストの段階に入った。英BBCの中国語電子版が報じた。
それにあわせて、同国ビジネス・ イノベーション省のヴィンス・ケーブル大臣は30日、2015年1月から、公道での自動運転車の走行テストを許可する、と発表した。
事故を減らし渋滞の緩和にも役立つ「夢の技術」と期待されている自動運転車。近年、多くの企業がその開発に参入し、競争は激しさを増している。
BBCの報道によると、米カリフォルニア州では、米検索最大手グーグル社が開発した自動運転車の一般道での走行距離が30万マイル(48万キロメートル)に達した。
同社は今年5月、100台の製造計画を発表したばかり。車内にはハンドルはおろかアクセルもブレーキもなく、二つの座席(シートベルト付き)と発進・停止の各ボタン、そしてルートなどを表示するディスプレイのみを備えているという。
昨年8月に自動運転車の試作車を米国で公開した日産自動車は今月17日、自動運転の技術を部分的に使った車を、2016年末までに一般向けに発売すると発表した。18年には、主に高速道路で自動的に車線変更し、前を走る車を追い抜いたり障害物を避けたりできる車も発売。20年には一般道でも自動運転が可能な車を投入する計画だ。
トヨタ自動車も開発中だが「現時点では商品化の考えはない」としている。
(翻訳編集・叶子)