【大紀元日本4月18日】米国の科学者は最近、中国の大気汚染が太平洋を越えアメリカ大陸に到達すると、嵐の威力などを増強させ、北米の気象パターンに影響を与えていると主張した。サウスチャイナ・モーニング・ポストが伝えた。
米国科学アカデミーの機関紙「米国科学アカデミー紀要」4月14日号に掲載された米国テキサス州などの気象科学研究チームによる論文によると「アジア、主に中国からの大気汚染は熱帯低気圧の暴風雨(サイクロン)を強大にし、降水量を増加させ、太平洋中部から北極へ移動する温かい空気を多く運んでいる」という。
同研究チームは、アジアからの大気汚染は暴風雨の範囲を拡大・増強させることで、気候変動をもたらしていると主張した。また、これらの熱帯低気圧は米国西海岸でひとつになり、嵐を引き起こすという。
(翻訳編集・佐渡 道世)
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