【大紀元日本12月9日】中国人民解放軍は山東省付近の渤海海域と黄海北部で6日から2万人が参加する軍事演習を実施している。日韓ともに近い場所で行われた今回の軍事演習は防空識別圏問題で反発する日米韓への強いメッセージとみられている。香港紙・サウスチャイナモーニングは報じた。
2万人の陸海空軍と第二砲兵部隊が参加し、13日まで行われる予定である。防空識別圏が発表されてから初めての軍事演習となる。
香港紙・大公報電子版は今回の軍事演習でスパイ衛星が運用され、夜間での実弾訓練が行われたという。
仏国営ラジオRFI8日付の記事はこの微妙なタイミングと場所で実施された軍事演習が明らかに日米韓を牽制する意味合いがあるとの見方を紹介した。
中国国防省が23日に発表した防空識別圏に日本と係争中の尖閣諸島(中国名・釣魚島)だけでなく、中韓がともに管轄権を主張する離於島(中国名・黄岩礁)も含まれたため、日韓が反発している。
(翻訳編集・高遠)