【大紀元日本10月21日】国営新華社通信によると、中国海軍の北海、東海及び南海からなる三大艦隊は18日から、西太平洋海域で軍事演習を実施している。
軍事演習に参加する兵力の詳細は明かされていないが、遠海実兵対抗演習であると報じられた。コードネームが「機動-5号」である今回の軍事演習は11月初めまで続くという。
中国国内インターネットの軍事掲示板情報によると、北海と東海艦隊は17日、黄海海域で大規模な実弾対抗演習を行い、潜水艦を含む100艘以上の艦艇と航空機30機が参加したという。新華社通信は「レーザー誘導弾や艦対空ミサイルなど、各種の火力をテストした」と伝えた。
新華社の19日の報道は、南海艦隊は西太平洋海域に移動する途中、南シナ海で演習を行ったと伝えた。
中国海軍は近年、西太平洋海域で頻繁に演習を実施してきたが、今回三大艦隊が参加するため、同海域における中国海軍の最大規模の演習となる。
「今月初めに韓国南部海域で行われた日米韓合同軍事演習への対抗措置」との見方もある。
一方、新華社は今回の演習を定例の訓練であるとし、「海上での軍事活動に備えるための重要な兵力行動、軍事実践活動だ」と報じた。
(翻訳編集・叶子)
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