中国版ツイッター・微博の朝日新聞のアカウント「朝日新聞中文網」が、16日から相次いで閉鎖された。閉鎖の理由は明らかにされていない。
今回閉鎖されたのは、微博を運営する国内インターネットサービス大手4社、新浪・騰訊・網易・捜狐に開設されていた朝日新聞の4つのアカウント。朝日新聞の中国語サイトは、中国国内からアクセスできないが、微博ではこのサイトで配信するニュースを紹介していた。
閉鎖の理由について、どの運営会社も明らかにしていない。ユーザー・猫三十郎は、「閉鎖の理由は(同社)社説『不透明な体制にメスを入れるべき』だと聞いた。しかし、この社説の論調は非常に穏やかで、無礼なところは感じなかったが」と書き込んだ。
在日中国人ブローガー・唐辛子(ハンドルネーム)は「終始中国に友好的な姿勢をとっている日本メディアの閉鎖はやりすぎだ」と抗議。
ユーザー・我是大李瑞は「敏感話題では一線を超えることがなかったのに、強制退去は悲しいことだ。往年のグーグルの後ろ姿を見ているようだ」と、閉鎖に困惑の意を示した。
一方、閉鎖はこのほど、『週刊文春』で話題になった、朝日新聞の記者と中国人女性との不倫騒動が原因だとの書き込みもあり(ユーザー・偶尓両筆)、突然の閉鎖はネット上で大きな波紋をよんでいる。
新浪・騰訊・捜狐各社の朝日新聞のアカウント「朝日新聞中文網」にアクセスできない(スクリーンショット)
(翻訳編集・張凛音)