天安門事件の生存者、ホワイトハウスに署名サイト

2013/06/04
更新: 2013/06/04

ホワイトハウスのホームページにポスティングされた署名サイト。 1989年の抗議に関与した者に対する中国当局による迫害を、米国政府が停止させるよう求めるもの(スクリーンショット)

【大紀元日本6月4日】1989年の天安門事件から4日で24周年を迎えた。米国在住の民主運動活動家・唐柏橋氏は、ホワイトハウスのホームページに一般市民の署名を求めるサイトを設置。 オバマ大統領に中国共産党が民主化運動への迫害を停止し、投獄された運動家を釈放するよう要求する声明を、「六四」民主化運動のために出すように要請している。

六四天安門事件とは、1989年6月4日に北京市の天安門広場に民主化を求めて終結していた一般市民のデモ隊を人民解放軍が武力弾圧し、多数の死傷者を出した事件だ。

唐氏は米国大統領に問題提起することで、事件の犠牲者とこの民主主義運動に関与したことで迫害された者に正義がもたらされることを希望している。

ホワイトハウスのホームページによれば、署名者の数が10万人に達すると、署名者の要請を受け、公式声明を発表する。

唐氏は、大量虐殺の生存者として犠牲者と迫害されている者が報われるための義務を背負っていると示している。また、自由な発言を押し殺された10億人の中国人にとっての希望であるとも語っている。

学生のリーダーとして唐氏は逮捕され、三年間投獄され、1992年より国外追放の身にある。中国の民主化に向けた多くの運動に関与しており、著書を二冊発行している。

毎年、6月4日は、犠牲者を弔うためのイベントが世界で行われている。 香港では、既に先月26日に民主化を求め、天安門事件の見直しを要請する大掛かりなデモ行進が行われており、4日の夜の追悼には数千人が集まると予測されている。台北では学生グループが夜の追悼式を計画している。

(記者:Carol Wickenkamp 翻訳:鶴田)
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