【大紀元日本2月22日】情報、治安、司法、検察、公安などの多数の部門を主管し、権力を思うがままに操る中国共産党中央政法委員会と地方に置かれた委員会支部。その主要幹部の自殺が最近、多発しており、17日には新たな死者が出た。
四川省崇州市人民検察院の汚職取締部門の責任者・柯建国局長(45)は、オフィスから飛び降りて自殺した。警察当局によると、うつ病が原因だという。
インターネットでは死亡原因について様々な憶測が出回る。「汚職を取り締まったため、報復にあったんじゃないか」「人様に顔向けできないような悪行をしたため、後々公になるのを恐れるあまり、自殺したのか」など。
政法委の主要幹部の自殺は後を絶たない。特に今年に入ってからは急激に増加し、社会の強い関心を集めている。公表された事例は下記の通り。
2013年1月11日、甘粛省武威市涼州区法院の張万雄副院長が飛び降り自殺、享年46。
2013年1月8日、広東省広州市公安局の祁暁林局長が首つり自殺。享年55。
2011年9月21日、浙江省高級人民法院の童兆洪副院長が首つり自殺、享年56。「長い間にうつ病に苦しんできた」と綴った遺書が発見されたと国営メディアに報じられている。
2011年4月28日、河南省洛陽市公安局紀律委員会の張広生書記が飛び降り自殺、享年54。
2011年2月12日、山西省運城市紀律委員会の蔡鉄剛副書記は飛び降り自殺、享年50。
2010年8月27日、江蘇省射陽県紀律委員会の戴勇副主任が飛び降り自殺、享年45。
2010年2月5日、広東省茂名市検察院の劉先進・検察長が飛び降り自殺、享年59歳。
明かされた自殺の原因はほとんど「うつ病」だが、国内外の多くの中国人はこれを信じていない。
(翻訳編集・叶子)
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