【大紀元日本5月10日】北京上層部に近い情報筋によると、周永康中央政治局常務委員に「北京から出てはいけない」との禁足令が出された。重慶市の薄熙来元党委書記と政変計画を画策したとの嫌疑が原因とみられており、同氏の失脚は時間の問題だという。
同情報筋はまた、周氏はすでに胡錦濤国家主席と温家宝首相のコントロール下に置かれており、武装警察への指導権はすでに剥奪されたと大紀元に話した。それにもかかわらず、公の場に姿を見せているのは指導部の策略だという。薄氏も腹心の王立軍重慶市元公安局長が亡命未遂事件を起こしてからも、全人代に出席するなど通常通りに業務をこなしていた。しかし、全人代閉会の翌日に職務停止が発表された。
さらに、胡主席は中央紀律検査委員会に対し、周氏をトップとする中央政法(司法、公安)委の用途不明の資金問題と違法な取り締まり手法について、迅速にそして重点的に調査を行うよう指示したという。同氏への調査が近いうちに発表されると同情報筋が伝えた。
(翻訳編集・高遠)