【大紀元日本12月17日】開通して1カ月も経たない陝西省楡林市楡陽区の大橋で、6日間で3人が橋の中央分離帯に空いた隙間から落下して死亡した。国内紙・華商報が報じた。
同紙によると、全長687メートル、高さ50メートルの楡陽大橋は、中央分離帯の隙間が50センチもあり、安全保護のためのフェンスは1メートルと低くて非常に危ない。しかも路上灯は少ないため、夜中にこの隙間を確認することは困難だ。
14日の夜中1時頃、橋を走っていた運転手・王さんは当時、渋滞の道路状況を確認するために車から降りた。しかし不注意で足を踏み外し、この隙間から地面に落ちて、死亡した。
同じ事故は9日に起こった。三輪車を運転する中古品回収業者の2人は、夜9時頃、橋の上でガソリンがなくなり、知り合いにガソリンの配達を頼んだが、その待つ間に車両周辺を歩いていたところ、隙間から落下して死亡した。2人はフェンスを乗り越えた時に不注意で落ちたと警察は推定している。
大橋を設計した楡林市設計院は14日、橋の設備設計は規定に合格しており、フェンスを乗り越える行為は禁止されているため、事故が起こっても設計とは関連性はないと発表した。
(翻訳編集・王知理)
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