米海軍士官、中国に機密情報売却で無期懲役か

2011/05/24
更新: 2011/05/24

【大紀元日本5月24日】米国海軍の若い士官(22歳)が、中国の諜報員に扮したFBIの諜報員に軍の機密情報を売却した罪で起訴された。同容疑者は4項目のスパイ罪を全面的に認めた。BBC中国語版が報じた。

ニューヨーク州在住の同容疑者の名前はブライアン・マーティン。犯罪が摘発されるまで、マーティン容疑者は米ノースカロライナ州のフォートブラッグ軍事基地の情報分析員だった。今回、有罪が確定すれば、無期懲役を言い渡される可能性がある。

バージニア州の軍事裁判所で開かれた本案の法廷審理でマーティン容疑者は、中国の諜報員に扮したFBIの諜報員に内部機密の資料やファイル、写真などを渡し、1万ドル余りの報酬を受け取ったと犯罪事実を全面的に認めた。

これらの内部機密資料には、米海軍によるアフガニスタンとイラクでの軍事行動の資料や、情報考察の結果なども含まれている。

マーティン容疑者の供述によれば、彼は最初からこれらの機密資料を中国人に売ることを考えていた。中国人がこのような資料に大金を出すことを知ってことだという。

同容疑者は、4項目のスパイ罪のほか、機密文書の処理不当などの7項目の罪をも認めている。

米同軍事裁判所は20日に本案を再審理したとみられるが、その詳細はまだ公表されていない。

(翻訳編集・叶子)